【お茶会の華】ティーカップの有名ブランド12選

ティータイムを彩る食卓の華、ティーカップ。

引っ越しや結婚のお祝いの贈り物にピッタリなティーカップには様々なブランドがあります。

「どのブランドを選べばよいのかわからない」という方のヒントになるよう、この記事ではティーカップの人気有名ブランドを12銘柄ご紹介いたします。

今回、ご紹介するのはティーカップ好きなら誰もが憧れでるであろう、超のつくほどの一流ブランドばかりです。

各ブランドの歴史や代表的なシリーズをご紹介しておりますので、お気に入りのブランドを見つけてみてください。

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カトラリー

Wedgwood(ウェッジウッド)/イギリス

wedghwhood

https://www.wedgwood.jp

英国陶工の父と言われる、ジョサイア・ウェッジウッドが1759年に立ち上げたイギリスのブランド。

ベストセラーのワイルドストロベリーは、あまりにも有名です。

牛の骨灰を50%以上含んだ上質で丈夫なファインボーンチャイナは最高級品で、その白さも別格です。

また、ウェッジウッドのクリームウェアはシンプルでありながら英国王妃の関心を引き、王室御用達となりました。

それが女王の器という意味のクイーンズウェアコレクション。カジュアルラインなので普段使いをしながらも女王様気分を味わえます。

Royal Crown Derby(ロイヤルクラウンダービー)/イギリス

royalcrownderby

http://www.royalcrownderby.jp

ダービー社は1750年創業。

技術と品質を王室に認められ、1775年に「クラウン」、1890年に「ロイヤル」の称号を与えられた歴史ある王室御用達の陶磁器ブランドです。

海外で生産する会社も多い中、ロイヤルクラウンダービーは全てイングランド製です。

ロイヤルアントワネットはエリザベス女王のお気に入り。

週末にウィンザー城で朝食を召し上がる際に使用されるそうです。

計算しつくされた設計で口当たりが良く、いつもの紅茶も更に美味しく感じられるかもしれません。

Royal Albert(ロイヤルアルバート)/イギリス

royalalbert

http://www.royalalbert.jp/

ロイヤルアルバートは1896年に創業し、翌年の1897年にヴィクトリア女王即位60周年の記念品を依頼された実力のある会社です。

美しい花柄が、ロイヤルアルバートの代名詞で、重厚なものから、カラフルで可愛らしい商品まで揃うブランドです。

オールドカントリーローズがベストセラーシリーズで、イギリスの国花でもある美しいバラが目を惹きます。

このシリーズに用いられるモントローズシェイプは、紅茶が冷めても美味しく飲めるように設計されています。

Herend(ヘレンド)/ハンガリー

helend

https://herend.jp

1826年に創業後、しばらくは日の目を見なかったヘレンドですが、1851年のロンドン万博で金賞を受賞してからというもの、ヨーロッパにその名を馳せていきました。

ヘレンドの代表作がアポニーシリーズです。

19世紀後半、ハンガリーのアポニー公爵から突然ディナーウェアの注文があり、急遽「インドの華」をベースにデザインされましたものがベストセラーとなりました。

またもう1つの代表作が、蝶と牡丹が描かれたシノワズリ。

ロンドン万博でヴィクトリア女王がこの作品を気に入り、ウィンザー城のディナーセットとして注文しました。その出世作はヴィクトリアと呼ばれるようになり、今なお根強い人気を誇っています。

MEISSEN(マイセン)/ドイツ

meisen

https://www.meissen-jp.com

1710年創立以来、原料やすべての技法が受け継がれているマイセン。

ドイツでのみ生産していますが、東洋磁器がマイセン誕生の鍵を握っています。東洋陶磁器のような白磁器をヨーロッパではじめて生み出すことに成功したマイセンの作品は、今でも多くのブランドの憧れです。

ブルーオニオンやコスモポリタン、剣マークコレクションに波の戯れ、スワンサービスなど、多くの作品が世界中で愛されています。

Aynsley(エインズレイ)/イギリス

Aynsray

https://aynsley-onlineshop.net

エインズレイの創業者のジョン・エインズレイは、創業前はただの陶器のコレクターでしたが、1775年に自身でも陶器を製造するようになりました。

地元で採れる陶土と彼自身のデザインで顧客がみるみるうちに増えていき、後にヴィクトリア女王の評価を受けることになります。

エリザベスローズはジョージ3世の命を受けデザインされた作品。

イングランドの国花でもあるバラをモチーフに、長き平和と夫婦の愛を祈るという意味をこめられ作られ、現在も人気のシリーズです。

Royal Copenhagen(ロイヤルコペンハーゲン)/デンマーク

Royal Copenhagen

https://www.royalcopenhagen.jp

1775年にデンマーク王立の磁気製作所が開窯されたのが、ロイヤルコペンハーゲンの始まりと言われています。

ロイヤルコペンハーゲンと言えば青と白のコントラストが美しい、ブルーフルーテッド・プレインシリーズです。

これは開窯した当時、一番最初に考案された絵柄で、「パターンNo.1」と呼ばれています。今もなお脈々とその絵柄が受け受け継がれ、一枚一枚職人により手描きされている伝統的な作品です。

ノリタケ/日本

Noritake

https://tableware.noritake.co.jp

鎖国が解かれ、日本からお金が海外に大量に流れ出ることに対し、海外貿易を行い外貨を獲得する必要があると福沢諭吉からアドバイスを受けた森村は、当時人気が出だした陶磁器に目を付けました。

世界中からノリタケチャイナという愛称で親しまれているノリタケの食器は、彼らが1914年に完成させました。

ノリタケのボーンチャイナシリーズは40種類以上で、きっとお気に入りのティーカップが見つかるでしょう。

その中でも代表的なのが「ヨシノ」。

桜で有名な奈良の吉野山がモチーフとなっていて、見ているだけでも落ち着きます。

Imperial Porcelain(インペリアルポーセリン)/ロシア

https://table.le-noble.com/learn_enjoy/imperialporcelain/

1744年にロシア皇帝ピョートル一世の娘が命じ、設立されたのがインペリアルポーセリンです。

1718年にピョートルがドイツを訪れた際にマイセンを目にしたことが、ロシア最古の窯設立のきっかけとなったようです。

代表作はヤツケヴィッチ作のコバルト・ネット。

白に映えるコバルトブルーと金彩がとても美しいシリーズです。1958年のブリュッセル万博では金賞を受賞した、ロシア磁気の代表でもあります。

Burleigh(バーレイ)/イギリス

Burleigh

https://www.burleigh.co.uk

銅板転写という技術を用い、エコな技術革新を行ってきた陶工業の中の模範であったバーレイ社は1851年設立。

しかし、第一次世界大戦後のイギリスの不況により、食事のスタイルも簡素になると陶器の需要は激減。第二次世界大戦後はモダンなデザインで評価を得ていましたが徐々に競合が増え、90年代に経営が傾いていきます。そんな中、バーレイを愛し支援した夫妻や、チャールズ皇太子財団のサポートにより2014年に再出発しています。

フェザンツは透明感のある色味とオリエンタルなデザインが魅力的なシリーズ。

それと対照的なキャリコは鮮やかな発色が人気を呼んだ、ヒマラヤ桜がモチーフとなっている可愛らしいデザインのシリーズです。

Spode(スポード)/イギリス

spode

https://www.spode.co.uk

ジョサイア・ウェッジウッドがウェッジウッドを創立した10年後、もう1人のジョサイアが開窯しました。

もう1人のジョサイア、ジョサイア・スポード一世が創業したのが、スポードです。当時、青と白の陶器は非常に人気でしたが、その多くは中国から輸入されたものでした。そんな中スポードは銅板転写の技術を開発し、青と白のウィローパターンを誕生させたのです。

ブルー・イタリアンは、東洋と西洋の陶器の良さを一体化させたコレクション。東洋人も西洋人も魅了してしまう美しさを持った作品です。

HERMES(エルメス)/フランス

hermes

https://www.hermes.com/jp/ja/

日々の暮らしを豊かにしてくれるのはファッションだけではないという考えから、1984年にエルメスのテーブルウェアが生まれました。

フランスの食文化とエルメスの職人が手を組んだのです。

シェーヌダンクルはエルメスの顔ともいえるアクセサリーをモチーフとしたシリーズ。

一目見ただけでエルメスとわかる作品です。

タイ・セットという、ネクタイをモチーフとした柄のシリーズは、斬新さで人気を博しています。

まとめ

何世紀にも渡り受け継がれてきた職人の技が、各々のブランドの中で輝いていることがわかっていただけたと思います。

職人が研究を続け、作り上げてきた歴史のあるティーカップはどれも洗練された美しさを持っていますので、実際に使うのもよし、飾って眺めるのもよしです。

贈り物にはもちろんですが、あなたもおひとつ、自分用にお迎えしてみませんか?

日々の生活を上質なものにしてくれること間違いなしです。

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